【6月10日】
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BMW R69S サイドカーの修理と再セッティングが完了しました。
オーナー様には、大変お待たせしました。



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R69S サイドカーの修理記録
《入庫時の状態》

ボールジョイントが食い込んだようになっていて抜けないので、カットしてカーのフレームを外しました。(解説/NK auto中尾)




《完成した前・下の取り付けボールジョイント部》

《同じく後・下の取り付けボールジョイント部》

リアブレーキと連動すべく取り付けられたカー側ブレーキを作動させるバーは、リアブレーキペダルにバンドで止められていました。(解説/NK auto中尾)
《入庫時の状態》

見ての通り、リアブレーキペダルとカー側のレバーは長さが異なる(回転中心半径が違う)ため、本来は固定出来ません。バンドをやめて、リターンスプリングを別途に取り付けて対処しました。(解説/NK auto中尾)
《改造後の状態》

以前バッテリーを置いていたと思われるケースの上にサイドブレーキレバーが付けられていましたので、ケースをカットしてレバーを付け直しました。
また、サイドブレーキは思いっきり引かないと効きませんでした。(解説/NK auto中尾)
当初は側車輪に働くようになっていたサイドブレーキが、中尾店長の手によって通常の後輪制動に変更されています。
《改造後の後輪ブレーキ》

側車フレームの塗装の下から錆が盛り上がってきている部分は、3人がかりでペーパーで塗装を剥がし錆を落としたそうです。

そうしてバネも入れ替えたところでセッティングに入ります。
作業前のリードが210mmで、作業後は150mmにしました。
本車側キャンバーはほぼ0°、カー側キャンバーは+1~1.5°にしました。
キャスターはアールズフォークのため、今回は変えていません。(解説/NK auto中尾)
《再塗装後、カーボディーを戻す前の状態》

フロントのステムダンパーが効いていませんでした。分解してみると、硬化して焼きの入ったブレーキシューのようでツルツルでした。硬い牛革を綺麗にカットして間に挟みました。昔のガターフォークなどはこうして調整しました。
取り付けの鋼管は、細い物に関しては全て二重管にしています。(解説/NK auto中尾)
(投稿 池田)
by nkauto | 2011-06-11 21:32 | ピット作業状況 | Comments(0)