【あけましておめでとうございます】

バイクカスタムやサイドカーの製作は、お客様とNKオートの共同作業です。
「こうしたい」「こんなのが欲しい」という要望を、ヒゲとバンダナキャップ、オレンジ色の作業着がトレードマークの中尾店長にお伝えください。
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★ブログ開設以来100件目の投稿となる今回は、NKオート・中尾武彦店長のご紹介です。
【開業前】
中尾店長は、NKオートを開設するまでは、機械や橋などの設計を仕事にしていたそうです。
サイドカーやパーツを設計する時の、金属素材の選択や強度に関する中尾店長の慧眼(けいがん)は、その時に培ったものなのでしょう。
【転機】
バイク好きの中尾さんは、あるとき大阪府内のサイドカーショップを訪問しました。その時の店の冷たい雰囲気に、「それなら自分でサイドカーを造ろう」と決心したそうです。
尋ねられれば惜しみなくサイドカー製作のノウハウを公開する中尾店長の姿勢は、その時の思いもあるからではないでしょうか。
【NKオートの開設】
1978年に大阪市内に作業場を借り、奥様と協力しあって、サイドカーのボディーを型から起こして製作。側車フレームも試作を重ねて、ロードセイラー第一号車が完成しました。
FRPが硬化する時に臭いが出るので、近隣に気兼ねせずに製作ができるよう、民家が周囲にない現在地に移転して、現在に至っています。
→ サイドカー「ロードセイラー」のことを、2011年3月19日の記事【ロードセイラー Ⅰ型とⅡ型】で紹介しています。
【ストレイン計測器の導入】
今となってはサイドカー業界の老舗の一つとなったNKオートは、強度検討書作成に欠かせない「ストレイン計測器」を業界に先駆けて導入したことで知られます。
サイドカーを取り付けても車体の強度が保たれていることを実証するために、荷重に対する歪み量を測定する必要がありました。当時、測定は公的機関に頼むしかなかったのですが、数十万円の経費が掛かり、その分、製作費としてお客様の負担となるのが悩みでした。そこで30年前に、約200万円もする特注の測定器を導入する決断をしたのでした。
→ 「ストレイン計測器」のことを、2011年2月21日の記事【改造申請について】で紹介しています。
【ウィッシュボーンサスの採用】
LCRレーシングサイドカーを手本にして、ダブルウィッシュボーンタイプのフロントサスを採用したことでも知られます。
アールズフォークに比べて製作工程が多く、どうしても製造に時間が掛かってしまいます。これまでに20台ほど製造しただけだそうです。
→ 「ウィッシュボーンサス」のことを、2011年5月5日の記事【ウィッシュボーンサス】で紹介しています。
【製作のポリシー】
「お客様のご依頼に対し、これまでの知識と技術でベストと思える形を提案します。
ただし、店からの提案を押しつけることはせず、お客様の要望にそった形にも対応したいと考えています。お客様が思っていることは遠慮なく伝えて欲しいし、何でも尋ねて欲しい」
・・・中尾店長の口癖です。
★ NKオートは、スクーターから大型サイドカーまで、オークションや他店購入のバイクも大歓迎です。小さな整備も大きな修理も何なりと、気軽にお申し付け下さい。
(投稿 池田)

by nkauto | 2012-01-01 03:54 | 中尾店長とNKオートについて | Comments(0)