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【BMW R100RSサイドカーの納車】

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2月12日の午後、BMW R100RSDJP サイドカー をオーナー様にお引き渡ししました。
オーナー様のご家族お揃いで、和歌山からお車でのご来店です。
ご主人が運転するサイドカーにお嬢さんと愛犬が乗り、奥様が運転する車を従えて家路につかれました。
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【3月2日 追記】「大変乗りやすくなったと電話を頂きました。次回はサイドブレーキの加工もして欲しいとの事でした。」(NK auto 中尾)

今回の整備内容の詳細は、続きをお読み下さい。→ 続きを読む

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《R100RS & DJP サイドカーの整備内容の詳細です。》

オーナー様から依頼いただいた整備内容は、おおむね以下の通りです。

1) ユニバーサルジョイントのブーツ交換、それに伴うクラッチ周りの点検
2) フロント・アールズのダンパーの抜け
3) タイヤとチューブの交換
4) リアブレーキの引きずり
5) リアショックの強化
6) ガソリンタンクのコーティング
7) オイル類とエレメントの交換、ワイヤー類の点検
8) カー側重量の再検査
9) カー側フェンダー部分タッチアップ、カー背もたれのヒンジ点検


 
★ユニバーサルジョイント部のブーツは破損しているので、ミッションを下ろした時に交換します。
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点検がすすむにつれ、直さなければならないところが出てきます。
クラッチ板を外してみたところ、摩耗していたので、ダイヤフラムを除いた3点を交換しました。
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《整備前》ミッションケースのネジの山が潰れてしまっています。
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《整備後》ネジを切り直しました。
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ねじ山を修正する為にスイングアームからデフケースを外しましたが、スタッドボルトが全部緩んでいました。また、デフを外すと、ドライブシャフトのカップギアがポトリと落ちました。ナットが止まっていません!
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★タイヤ交換
前後のタイヤ及びチューブを交換。タイヤはエイボンを選択しました。
交換の際、リアのディスクプレートがしっかりと取り付けられていないことが分かり、脱着・組み付けをしました。
前後輪ともに、ベアリングの確認をする際にグリスアップをしました。

★リアブレーキの引きずり
キャリパー及びマスター分解整備で対処しました。
この機体はサイドブレーキにリアキャリパーを使っているため、ワイヤーの戻り不足で引きずりが起きやすいので、小さなスプリングを戻し側に付けました。

★リアショックの強化
長年の使用で、スプリングが10mmほど縮んでいました。サスの強化をしていなかったため、スイングアームに若干の歪みが出ています。
バネレートを1.5倍に強化したスプリング(青色の物)に交換して対処しました。
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リアサスを取り付けたところです。
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★ガソリンタンクのコーティング
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タンク内が錆びています。錆を落とし、内部をコーティングしました。

★オイル交換
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長い間オイルもエレメントも交換されていなかったようです。
エレメントのアウターケースの留めネジが1箇所舐めかけていて、タップで修正しました。

★フロントキャリパーを支持するフローティングプレートがズレていて、片側はホイールに当たり、片側はキャリパーの内側が削れています。
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《整備後のキャリパー》
キャリパーを分解するついでにインナーキットを換えました。
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キャリパーを正しく付け直しました。あわせてフローティングプレートのベアリングも交換です。

★タンク下にあるフロントのマスターに漏れ・錆等があり、分解して部品交換とさび止め塗装をしました。
《整備前》
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《整備後》
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★カーボディーを下ろしてみると、本車は左に傾いているのにフレームは左の方が高い。取り付け部分の経年変化で、たわみが出ています。
本来、DJPは2サイクルの350ccに当たる軽量のオートバイ用に作られているので、大型バイクに既製のまま取り付けるためには、フレーム全体の補強が必要になりますが、この機体には補強がなされていませんでした。

《キャンバー修正前》
本車が左に傾いてしまいます。
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カーのフレームのゆがみ・各部の緩みがあるのため、再セットをすることにしました。
カーの車高をレベルまで正しくすると、取り付け中心部にゆがみがあるため、取り付けが著しくズレています。
下側2点が固定の為、トーインの確認及び調整が出来ないのが痛い。

《キャンバー修正後》
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キャンバーを修正した状態で、側車輪の位置がこれだけずれてしまいます。
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カー側ショックのヘタリもありました。本来はサスそのものを交換すべきですが、乗り味が変わると思い、取り付け部の変更で車高を戻す事にしました。

★カー側軸重を上げるため、カー側フレームに15kgのウエイトを追加しました。
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★各部の締め付けが悪く、緩み止めを塗布していないため緩んでいました。
フロントフェンダーのねじ類の追加及び交換をしました。

★キャブレターの調整

★カーボディーの補修及び塗装
《修理前の状態》
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フレームのたわみのために、カーボディーに蜘蛛の巣状のヒビが入っています。
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下地をきちんと整えないと塗装できないので、傷んだ塗装面を剥がしていきました。
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小手先の修理は効かない状態でしたので、オーナー様と相談の上、カーボディーの塗装とパテを全部落とし、一から塗装をし直しました。
フレームとボディとが歪んでしまっているため、取り付ける時もマウント穴が合いません。マウントをやり替え、3時間かけて、ようやく搭載できました。

《完成》
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(解説 NK auto 中尾 / 投稿 池田)

★ NKオートは、スクーターから大型サイドカーまで、オークションや他店購入のバイクも大歓迎です。小さな整備も大きな修理も何なりと、気軽にお申し付け下さい。


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by nkauto | 2012-02-13 00:36 | ピット作業状況 | Comments(0)  

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